Trivia
店長の豆知識

毎日のお手入れ
演奏前

ピストンへのオイル注油
1.バルブケーシングの上蓋ネジを外す。
2.ピストンを真っ直ぐ引き出す。
3.ピストンにバルブオイル2~3滴を注油する。
※ピストンを落下させないよう1本ずつ行う。

ピストンの位置が分からなくなったらバネカバーに番号が付いている。
手枚から1番、2番、3番ピストン。番号はマウスピース側方向に合わせる。
演奏後

管内の水滴がなくなる様にウォーターキーから出す。

外観の汚れをクロスで拭きとる。(ラッカーの剥がれ保護)
◆備考
より汚れを落とすために楽器磨きには下記の商品が販売されています。
・ラッカー仕上げの楽器 → ラッカーポリッシュ
※メタルポリッシュがありますがラッカーが剥がれやすいので使用しない。
・ニッケルメッキ仕上げの楽器 → メタルポリッシュ
・銀メッキ仕上げの楽器 → シルバーポリッシュ
1週間ごとのお手入れ

外観の細かい汚れを落とす。
ガーゼを紐のように細くしてバルブケーシング、スライド、ウォーターキーホールの汚れを落とす。

マウスピースの掃除
マウスピースブラシにてマウスピースのスロートに通して水洗いする。
汚れが酷いときはブラスソープ液を使用する。その際は最後に水洗いしてソープを落とす。
(ブラスソープ1に対し温水10~15の割合)
1ヶ月ごとのお手入れ
管内の掃除(フレキシブルクリーナーを使用する)

1.ブラスソープを30℃~40℃の温水に入れて混ぜる。
(お茶碗くらいの容器を使用)
(ブラスソープ1に対し10~15の割合)

2.フレキシブルクリーナーのブラシにブラスソープを含ませ管内を前後して数回行う。
(スライド、バルブケーシング、ピストンの穴を洗う)
マウスピースはマウスブラシを使用して洗う。
洗浄後は水道水でベルの方から水を入れてソープを落とす。
※ピストンの表面とバルブケーシングの内面に傷をつけないようにする。ピストンが動かなくなる場合があります。



3.洗浄後はガーゼで管内の水滴を落とす。スライド、マウスピース、バルブケーシング

4.お手入れセット
お手入れ道具は当店での取扱いも行っております。ご購入した際にご案内いたしますので、ご質問がある方はお聞きください。
スライドを本体から外す場合

1番、2番、3番スライドを外す場合は番号のピストンを押してから本体から引き抜く。
マウスピース側から1番、2番、3番となります。
(スライドとピストンの間に空気の圧がかかるため)